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私、学び、幸せ。ぐるぐるスパイラル|vol.1 田舎で生きる術は『持ちつ持たれつ』の関係性から学ぶ

なりたい私がある。学ぶことで私が新たに作られる。少し幸せに近づいた気がする。そのうちにまた、なりたい私がみえてくる。 「私」「学び」「幸せ」。ぐるぐると螺旋を描くように、3つをくりかえしながら進んでいく。社会の変化を気にしながらも、自分らしく生きるためのヒントは、このスパイラルにあるのではないか。そう考えて、「学ぶ人」たちに話を聞くことにしました。

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みんなが大事、だからみんなで決める。子どもと大人が一緒につくるフリースクールかのこ

かのこは、毎週火曜日と金曜日に開かれている小学生のためのフリースクールだ。活動時間は10時から15時で、松平地区を主な活動場所にしている。 子どもたちは、同地区だけでなく豊田市内の各地や岡崎市などからも通ってくる。学校にまったく通っていない子も、かのこの活動日以外は学校に行く子もいる。在籍しているのは15名で、ひとりひとりのことがわからなくなってしまうほど多く受け入れようとはしていない。1回の活動日に5~10名の子が集まって一緒に過ごす。集まった顔ぶれによって、その日その日の様子は大きく異なる。

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会社員・袋さんは、なぜ7年もの間、週末に街から田舎へ通い続けるのか?

トヨタ自動車株式会社の従業員である、袋真司さん。サラリーマンである彼は、休日になると豊田市惣田町の森へやって来る。迎えるのは86歳の林業家、渡辺豁(ひろし)さん。2人が出会って9年。袋さんが2015年に間伐ボランティアチームを立ち上げ、それ以来7年通い続けて東京ドーム一個分(約30,000㎡)の山林の手入れを続けてきた。

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91歳でも現役!「五平餅を焼く」生きがいを仲間と作り上げた24年間のストーリー

「人生100年時代」が到来する20年以上も前に、定年後のなりわいを自らつくりあげた女性たちがいる。松平地区大内町にある「滝川ふれあい工房」。薬草入り五平餅が名物だ。代表の平松トヨ子さんは91歳。今も五平餅を焼き続けている。取材で訪れたときは、7月の猛暑のなか。女性3人が手際よく五平餅の下ごしらえをしていた。

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東京からUターン起業。青木さんが会社員とフリーランスを行き来して見つけた“自分らしい”働き方

一方、コロナ以前から、山村地域での働き方に変化がすでに起きている。「多業」とよばれ、自営業、フリーランス、非正規雇用など多種な仕事を掛け持つ。「学校を卒業して都会へ→会社に就職→定年退職」というルートは、山村地域への移住者には間尺があわないようだ。「田舎では仕事がない」という定石も、くつがえされている。そのひとりは、青木宏和さんだ。システムエンジニア(SE)をする傍ら、フィットネスインストラクターとしての顔を持つ。

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葬祭ディレクターの肩書を持つキャンプの達人。大人も子どもも巻き込んで地域をつなげたい!

豊松お野人会(とよまつおやじんかい)そのインパクトのある名前を見れば、誰もが「何をする会なの?」と不思議に思うのではないだろうか。 豊田市坂上町にある豊田市立豊松小学校。近くには、徳川ゆかりの地の松平東照宮があり、豊かな自然に恵まれた場所に建っている。豊松お野人会は、豊松小学校に在籍する児童の父親によって運営されている親父の会で、大橋健一さんはその発起人の一人だ。婿として移り住んだこの松平地区で、息子さんを豊松小学校に通わせている。

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持ち続けた一流のプロ意識。足助最後の芸者、後藤さんの歩んできた道

”ここのお部屋もよう使わせてもらって。舞台で踊ったこともある。なかなかいい料理屋さんだったよ。いいお客さんが入って。宴会が多くて。” 目を細めてそう話すのは、後藤久子さん。後藤さんは、修行時代を経て21歳から足助で芸の道を歩み続けてきた。「塩の道」、「中馬街道」と呼ばれ江戸時代から物資の輸送路として栄えてきた足助の町。明治末期から芸者が存在していたと言われ、昭和20年代には70名ほどがいたと記録されている。

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豊田で長崎への移住準備?デザインを学んで福祉の世界に?想いを叶えるため”越境”する生き方

夫婦で豊田市に住みフリーランスで仕事をしながら、いずれは両親がUターンした長崎県松浦市への移住を考えているという松永結実さん。愛知県と長崎県という離れたふたつの拠点でゆるやかなつながりを育む暮らし、『デザイン・編集』と『福祉』の分野をまたいで自分らしい働き方をする暮らしには、新しい生き方のヒントがあふれていた。

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性の講座を広める有志団体『にじのかい』メンバーが「自分も結構いいね」と思えるまで

2021年11月。子どもたちの性教育を考えるお母さんたちの交流会が開催され、豊田市内の様々な地域から40名が集まった。会場には、明るい笑い声がたびたび響き、心が通う温かさがあふれる会だった。主催したのは「にじのかい」。豊南地区を拠点に活動するお母さんたちの有志団体だ。

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スプーン、シーソー、ラグビーボールも?森林組合職員・山田さんが木を使って何でも作る理由

「木でこういうものを作ってほしい」。具体的な注文があれば、正確に作る。お客さんの要望が漠然としていても、どんなものが最適なのか考え、設計図を描き、形にする。ウッドデッキ、ベンチ、カウンター、バッチ、ジャングルジム、おもちゃ、消毒スタンド、パーテーション…。年間60件以上の注文を受ける。人気の木工作家?それとも大工さん?そうではない。山田政和さんは、豊田森林組合の職員だ。