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ポンコツ夫の無計画脱サラ移住日記|第2話 ガス無し生活からカエルと入浴までのこと。

コラム

こんにちは、いとうゆうきです。
前回のコラムでは、移住までの経緯を紹介させてもらいました。

今回は、移住して4ヶ月、これまでに起こった出来事を発信したいと思います。

ドタバタな引越し作業

 

地域面談を経て、入居が決まったのは1月中旬でした。

4月からの契約でしたが、大家さんからは既に鍵を貰い、自由に出入り出来る状況にしていただきました。

入居まで2ヶ月以上ある、その間に普通に生活ができるようにしていこう!

と、、、

何もすることなく浜松で普通に生活を送ってしまい、気がつけば3月になっていました。

 

本格的な引っ越し作業を開始したのは退去日3日前。

家族から借りたトラックに荷物を積み込み、浜松のアパートから下山の新居へと全部運び込むのに3往復かかりました。

 

移動時間は片道1時間半でしたが夫婦二人であーだこーだ言い合いながらの積み込み作業に時間がかかるので、1日1往復が限界でした。

 

ちなみに僕はトラックに荷物を上手く積み込むことができず、妻に積み方をダメ出しされ、積み直すというグダグダっぷり。なんか妻は上手に積み込むんですよね。

アパート退去日ギリギリまで作業して、なんとか引っ越し作業を終えることができました。

入居して1ヶ月はガスを使えなかったり、排水管が詰まって逆流してきたりと、生活が落ち着くまでに色々ありました。

 

ガスが契約できない

 

大家さんからの情報で、僕たちの前に住んでいた人は、ガスを使わずに暮らしていたとのこと。

 

「給湯器は付いているが使えるかどうかはわからない」

とのことだったので、入居前にどうするか考えないといけなかったんです。

 

が、そんなことを考えることもなく日常が過ぎていき、入居日が迫ってきました。

入居三日前、引っ越し作業のトラックでの移動中、

妻「そういえば、電気、水道、ガスってどうなってる?」

僕「ああ、そろそろ手続きしないとなあ。」

・・・

妻「早めに手続きしなよ!って随分前から言ってたよね?」

僕「はい!今すぐに!」

 

今の時代、電話やインターネットを使って2〜3日もあれば整うだろうと考えていました。

妻に運転を交代してもらい、トラック移動中に電話ですぐに手続き開始。電気、水道は問題なく契約が完了。

ところが、ガスの契約で問題がおきました。

僕たちの地域は、都市ガスではなくLPガスの地域のため、ガス会社を選択できます。

なるべく単価の安い業者と契約するために、ガス会社を比較してくれるサイトを利用しました。

住所と連絡先を入力すると、近くのガス会社から連絡をもらえる仕組みです。

待っていると翌日1社目から連絡をいただきました。

 

ガス会社1「残念ながらお住まいの地域は、弊社では対応しておりません。」

まぁそういうこともあるか…

その翌日、2社目から連絡が、

ガス会社2「残念ながらお住まいの地域は、弊社では対応しておりません。」

え、、、

不安になり始めたときに、対応してもらえるという岡崎のガス会社さんから連絡をいただき、ほっとしましたが、

ガス会社3「対応はできると思いますが、新規契約のため一度現場を見させてください。」とのこと。

(すでに2社から断られていることもあり、少し不安…)

3日後に業者の方が現場確認に来てくれました。

ガス会社3「契約は可能だと思いますが、ガスメーターを設置する工事が必要です。」

僕「なるほど。その工事はどれくらいかかるんですか?」

ガス業者「工事自体は1日で済みますが、業者の手配に時間がかかります。まあ、多めに見積もって1ヶ月くらいですかね。」

僕「・・・1ヶ月!?」

ガス配管は既存のものがついていたので、タンクを置いて繋げるだけだろうと思っていました。

どうやらコロナの影響で、工事業者の調整が難しいとのこと。

ということで、ガスなし生活が始まりました。

 

 

試行錯誤の即席露天風呂

 

ガスが使えないことで一番困るのが、お風呂です。

料理はカセットコンロがあればどうにかなりますが、お風呂はどうにもなりません。

『薪でお湯を沸かすしか無い。』

最初にドラム缶風呂が思い浮かびましたがすぐに手に入らず、購入も考えましたがなかなか高い。

家にあるものでどうにかしようと思いました。

まずはお湯を沸かすかまど作り。

敷地内のあちこちにブロックがたくさん転がってたので、それらを集めて即席のかまどを外に作りました。

そして、以前リサイクルショップで購入しおもちゃの収納に使っていた60Lのホーロー製の寸胴でお湯を沸かします。

沸かした熱々のお湯をキッチンから持ってきた片手鍋ですくい上げます。
それをキャンプ用品を収納していた家の中で一番大きなプラスチックコンテナに溜めていきます。

即席お風呂の完成です。

小3の息子がギリギリ全身入れるサイズ。

大人は半身浴以下です。

入浴できるまでには、1時間くらいかかります。4月の下山の夜は、想像以上に寒くて室内でもストーブをフル稼働しているような状態。せっかく沸かしたお湯も数分経つとぬるくなります。

入浴する人と、もう一人がかまどに薪をくべながら、数分に1度差し湯をする。時には熱めのお湯を頭からかけてあげる。
そんな感じで、家族で協力しながら入浴しました。

 

とても大変でしたが、星空の下で入るお風呂は幸せな時間でした。

 

排水口逆流事件

 

ガスはなくても生活はできると、楽しみながら生活を送っていた僕たちですが、6日目の夜また事件が起こります。
我が家のキッチンには、シンクの排水口とは別に謎の排水口があるんです。

おそらく洗濯機用?その排水口は使用せずにただ穴があいている状態でした。
ある日、皿洗いをしていたとき、その謎の排水口から水が溢れ、土間がビショビショになってしまいました。

とりあえず床を拭いて、皿洗いを再開すると同じようにビショビショに。

あぁ、排水管が詰まってるんだ…

と現実を受け入れ、詰まりの原因を探すことに。

どうやら外の排水管で詰まっているよう。

トイレのスッポン(正式名称ラバーカップというらしい)を試したり、熱湯を一気に流してみたりしましたが、解消されることなく途方にくれていました。

インターネットでいろいろ調べていると、高圧洗浄機を使って詰まりを直している人がいました。
それを参考にして、やってみることに。

どうやら「パイプクリーニングホース」という付属品が必要のようです。

片道40分かけてホームセンターに行き購入。

排水管に突っ込んでスイッチをオン。泥と油の塊のようなものがどんどん出てきます。

「おお!おおー!すごい出てくる」

出し続けること約1時間、詰まりがなくなる感覚が!

通った!!2週間くらい悩まされましたが、また一つ悩みが解決されました。

 

給湯器を手に入れる

 

ガス工事が完了することも必要ですが、給湯器を入手することができなければ、お風呂に入ることはできません。

コロナの影響で、給湯器の納期は半年以上という状況でした。

父が建築関係の仕事をしていることもあり、電気屋さんや大工さんの知り合いに声をかけてもらい、中古の給湯器を探していましたがなかなか手に入らず、どうしよう…と思っていたところ、

下山地区の先輩移住者さんと区長さんの計らいで、取り壊し予定の空き家に付いていた給湯器を譲っていただきました。

給湯器の入手は一番の悩みだったので、とても助かりました。

 

 

ついにお湯が出るときが…

 

ガスなし生活3週目、ついに工事業者との調整ができたとの連絡がありました。

ガスを長期間使用していなかったため、配管の中に蜂が巣を作ってしまっていたようで、苦戦するものの無事に工事は完了。

 

ガスも来た。給湯器も揃った。

 

あとはお湯の配管をつなげるだけ。
まずは試しにお湯の配管に水道管をつなげ流してみた。

すると、壁の中から、ブシャー!!と音がする。

壁を開いてみると、お湯配管に亀裂が入っていて、そこから勢い良く水が飛び出している。

どうやら耐熱用の塩ビ管が、温度差等で劣化して破損していました。

慌てて水を止め、近くで確認すると、そんなに深刻ではなく、1箇所切ってつなぎ直せば修復できそうだなと思いました。

その日のうちに部材と道具を買いに行き、作業開始。

 

水漏れ箇所を確認、

妻「切る場所はそこで大丈夫?」

僕「大丈夫!」

と、専用のノコギリで塩ビ管の割れている箇所を取り除き、購入した継ぎ手を専用の接着剤で繋ぐ。

 

さあ、試運転!と蛇口をひねった瞬間、

再び、ブシャー!!と水が飛び出す音。

なんと、僕が繋いだ箇所のすぐ下からまた水が飛び出している…

(もう少し下のところで切っていれば…)

「そこで大丈夫?」という妻の言葉を思い出し、振り返ると怒りを通り越し、呆れ顔の妻。その日にお風呂に入ることは叶いませんでした。

一度使用した継ぎ手は接着剤でしっかりとくっついているので、再利用することができません。一瞬でわざわざ購入した材料はゴミになりました。

 

翌日、また片道40分のホームセンターに行き、全く同じ部材を購入。

今度はしくじらないように何度も確認しながら作業を行い、無事に完了。

ついに風呂場の蛇口からお湯が出てきました。

 

洗濯機を設置

 

我が家では、浜松に住んでいるときに購入した二層式洗濯機がお気に入りでずっと使っています。

二層式洗濯機は全自動洗濯機と比べて幅が広いため、場所を確保しないといけません。

置けそうな場所は洗面所しかないのですが、すでに取り付いていた洗面台が大きくて置けそうにないため、コンパクトな洗面台へ交換することにしました。

ちょうど地元の友人が遊びに来てくれているタイミングで作業に取り掛かりました。

我が家に取り付いていた洗面台は、壁にボンドと釘で直接ついており、バールを使い引き剥がそうとしてもびくともせず、かなり頑丈についていました。

最終的にグラインダーで分割しながら少しずつ引き剥がすことに。

大人の男二人がかりで全体重をかけ、

「せーの!」ベリッ!

やっと剥がれたと思ったら、なんと壁まで一緒に付いてきてしまいました。

これはマズい!と思いましたが、やってしまったものは仕方がない。

洗面所の下半分の壁がなくなり、屋外同様になりました。

一部始終を後ろから見ていた妻の視線が背中に突き刺さりますが、気づかないフリ。

気休めに合板を立てて、壁の替わりにしていますが、隙間は結構あいています。

 

毎日隙間からカエルが侵入して、お風呂場に居候しています。

最初は外に逃がすようにしていましたが、そのうちに気にならなくなり、今はカエルと一緒に入浴しています。何はともあれ、無事に二層式洗濯機を設置することができました。

こんな感じで、小さなトラブルを乗り越えて、今は文明人として恥ずかしくない生活を送れるようになりました。

とはいえまだボロボロで隙間だらけな家なので、早く家の全体的な改装を始めたいと思う今日この頃です。

 

次回は、半農半Xを目指し移住した僕たちが実践している自然農について、また1年半前から学びに訪れている赤目自然農塾をご紹介したいと思います。

 

 

いとうゆうき

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1989年生まれ、豊田市出身。農学部を卒業後、施設園芸機器メーカーに就職。近代的な効率を求める農業よりも自然に寄り添った農業で生きていきたいと思い、「自然農...

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