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ポンコツ夫の無計画脱サラ移住日記|第4話優しくて頼れる下山地区のご近所さんを紹介します

コラム

こんにちは、いとうゆうきです。

ちょっと前のこと。
「まだ11月なのに雪!?」と思ったら霜が降りているだけでした。

朝カーテンを開けると目の前が霜で真っ白で、とてもキレイな光景が広がっています。

これからくる本格的な山の冬を恐ろしく思っている今日この頃です。

不安いっぱいで移住してきた僕たちですが、地域の人たちの温かさの中で楽しく暮らしています。

今回は、そんな地域の人たちを紹介したいと思います。

僕たちの住む和合町

 

僕たちが移住した和合町は、下山地区の中でも静かな農村というような雰囲気で、のどかで住みやすい場所です。

住んでいる人たちは、3人に1人が65歳以上の高齢者の方たち。

にもかかわらずスーパーマンのような人たちがたくさんいます。

 

里山に暮らすということは、山や田畑の管理というキツーイ肉体労働がセットで付いてきます。皆さんはそれをヒョイヒョイっとやっちゃうんです!

田んぼの周りの草刈り、畑の世話や収穫、今度は畑の周りを草刈り…
このルーティーンを毎日、ヒョイヒョイっとやっちゃいます。

一方、おそらく村の中では若手の僕たちはというと、自分の家の周りの草刈りだけでもヘトヘト。

みなさんどこにそんな体力あるんだか、不思議です。

 

思っていたのとちがう!田舎のイメージ

 

僕が移住するにあたって何に不安があったかというと、もちろん生活のこともありますが、それよりも地域に受け入れてもらえるかでした。

地域の雰囲気や周りに住んでいる人がどんな人たちか。
こればかりは自分ではどうにも出来ないし、住んでみないとわからない…

ましてや、僕は「脱サラ」「無計画」で移住する。目標は、田舎で起業です。

周りの人に受け入れてもらえなければ、おそらく成り立ちません…

勝手なイメージですが、田舎の人たちは団結力が強い反面、よそ者を受けつけないとか、すごくおせっかいで、かなり近い距離感に困ってしまうとか。

あまり良いイメージってなかったんです。

けれど、僕たちが移住した下山地区和合町のみなさんは、

「こんなところへ来てくれてありがとう!」と歓迎してくれました。

そして程よい距離感で接してくれて、とても居心地が良いんです。

 

和合の顔 すけさん

 

すけさんは現在、和合自治区の区長さんです。

定年退職するまでは、高校の校長先生をしていました。明るく陽気で、頼りになる存在です。

ある日、「朝早くから若者が草刈りをしているなあ」と思っていたら、すけさんでした(笑)

定年過ぎた人とは思えない若々しい後ろ姿なんです!

みんなすけさんを頼りにしていて「なにか困ったらすけさんに」と口をそろえて言うくらいです。

そして、子どもたちにはいつも明るく声をかけてくださるのはもちろん

先日和合で行ったハロウィンイベントでは、すけさんのガレージへ行くと、こんなに豪華なかざり付けでおでむかえしてくれました!!!

 

子どもたちを楽しませるのが、とっても上手です。

今はすけさんが作っている「自治区だより」。
これがなんと楽しく読めちゃうんです!(こういうのって、あんまり面白くないイメージないですか!?)

その月ごとの報告や季節ごとで役立つ情報がわかりやすく書かれていて、我が家の毎月の楽しみになっています。

そんなすけさんは、移住者を増やそうと意欲的です。「みんなでやろまいか!委員会」を立ち上げて、地域の人たちに働きかけてくれたり、盛り上げてくれています。すけさんのパワーと一緒に僕もこの町を盛り上げられるよう頑張りたいです。

 

和合の盛り上げ隊長 祖父江さんファミリー

 

祖父江さんファミリーは、僕たちより5年前に移住された偉大な先輩家族です。

空き家の下見に来ていたときにちょうど近くで獣害の罠を移動していた祖父江さんに話しかけたのが最初の出会いでした。

テキパキと作業をされていたので、地元の人かなと思って恐る恐る話しかけると、まさかの移住者!

もうその瞬間から祖父江さんには、質問攻めです。同じ小学校の子どもがいるということもあり、学校のこともたくさん教えてもらいました。

奥様のななこさんは、移住後に「NPO法人 下山わくわくファーム」を立ち上げ下山地区を中心に子どもたちが楽しめるイベントを企画したり、

下山のことをたくさんの人に知ってもらえるようにと「しもやまるしぇ」を新しく作り上げたりした人でもあります!

下山わくわくファーム https://www.instagram.com/simowaku/

しもやまるしぇ https://www.instagram.com/shimoyamarche/

その行動力や人を巻き込む力、見習うところだらけです。

 

移住者の味方 あずまさんと金作さん

 

地域の埋もれた資源を活用していこうと積極的なあずまさん。

ある日、「コンバインを入れられないところに稲が余っているから好きに使っていいよー」と声をかけてもらったので、せっかくならと稲刈りイベントを企画しました。

僕が街の方から人を集めたのですが、当日はあずまさんが司会進行、わかりやすい資料を用意してくれていて、スムーズに進めることができました。

さらにカメラマンまでも。

気がつけば、企画した僕はただの参加者として楽しんでいただけ(笑)

刈った稲を束ねる「スガイ」作りは、82歳のスーパー元気なおじいさん金作さんが教えてくれました。

簡単そうにスガイを作る金作さんの真似をしているはずなのに苦戦する大人たち。完成したときは、子どものようにはしゃいでいたのが、面白かったです。

刈り取った稲は乾燥させるために木や竹で「はざ」という干す場所を立てて干します。
今は機械で乾燥させるところが多いので、はざ掛けの風景をみることも少なくなりましたが、じっくりと太陽の光で乾燥したり、寒さに当たることで、お米はさらに美味しくなります。

はざを立てて、はざ掛けするのも街に住んでいたら経験することのないことで新鮮な体験ができたと喜んでもらえました。

 

妻の心の友 あみちゃん

 

僕たち家族の1年前に和合に移住したあみちゃんは、ヨガの先生をしているママさん。

下山にある常楽寺で開かれた「寺ヨガ」、僕はここで初めてヨガをしました。

体が固くて、終始「いててて…」と、うめき声が漏れてしまい、

妻に「静かにして!」と怒られながらのヨガでしたが、とても気持ちがよく、スッキリとした気分になれました。

最後にやった「シャヴァーサナ」という、仰向けで目を閉じて呼吸を繰り返すポーズでは、
気持ちが良すぎていつの間にか、いびきをかきながら寝てしまっていた僕。

ヨガが終わってからも寝続けた僕は、当然妻に叩き起こされました。

あみちゃんのヨガのファンはたくさんいるらしく、下山だけではなく、名古屋からもわざわざ来るひとがいるくらいです。定期的に開催されているみたいなので、あみちゃんの「寺ヨガ」ぜひ一度体験してみてください。https://instagram.com/a.yoga.natural

妻はあみちゃんと波長が合うみたいで、時々お互いの家でお茶会をする仲です。

「妻の機嫌 = 僕への態度」なので、妻が僕のポンコツ行動により受けたストレスを発散できるママ友が近くにいることは僕にとってもありがたいです。

我が家の家庭内平和のためにこれからも妻をよろしくお願いします。

 

移住者にやさしい和合町

 

移住に少し臆病になっていた僕ですが、和合町のみなさんのやさしさと懐の深さに支えられて心地よく過ごしています。

里山暮らしを始めて「人」との繋がりの大切さを改めて再認識しました。

みんな顔を見ればあいさつするし、「野菜持ってく?」とおみやげをもらっちゃうこともあります。

この前は家の玄関に野菜が置いてありました。

またこの前は、ご近所さんが「丸太はいるか?」と声をかけてくれて、家までゴロゴロっと運んでくれました。焚き火の薪には困らなさそうです。

薪にするのにチェンソーの刃の研ぎ方がわからないと言ったら「まじめに田舎暮らしする気があるのか!」と叱られながら丁寧に教えてもらいました(笑)

そんなやさしい人たちがたくさんいる町です。

もちろん不便なことや大変なこともたくさんあって、「街に住んでいたらもっと楽できるのになあ」と思うこともあります。

でも、この自然の豊かさや人の温かさの中で過ごしている今はとても幸せで充実していて、以前街に住んでいたときの生活にはもう戻れません。

もっと田舎に住む若者や子育て世代が増えるといいのにと強く思います。田舎に移住したいと考えている方はぜひ移住者にやさしい下山の和合町を検討してみてはいかがでしょうか。

僕は現在「あいちの山里アントレワーク実践者」という事業に参加しています。
過疎化が進む中山間地で、起業で地域課題解決に挑戦する人を支援してくれる制度です。

僕はこの制度の支援を受けて、耕作放棄地を活用した農業ビジネスを立ち上げようと奮闘中です。

次回は、その活動や一緒に参加している仲間たちをご紹介したいと思います。

いとうゆうき

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1989年生まれ、豊田市出身。農学部を卒業後、施設園芸機器メーカーに就職。近代的な効率を求める農業よりも自然に寄り添った農業で生きていきたいと思い、「自然農...

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