いいかげん移住体験記

コラム

人の味をかみしめる、田舎暮らしの毎日【いいかげん移住体験記#6】

引っ越したばかりの築約100年の古民家。軒先にはツバメが巣作りをはじめました。空は青く、光や風が心地いい春日、いつもの食事も外で食べるだけでご馳走です。畑を耕し、野菜を植えようと作業していると「何植えとるんやー?」「これ植えてみー」ご近所さんが気にかけてくださり、次々と苗や種を分けてくださいます。

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新居は10LDK!古民家リノベのビフォアアフター【いいかげん移住体験記#5】

我が家では新旧の家を同時に1ヶ月借り、その間何度も行き来するという引越しスタイルをとりました。運んでは整理して、掃除や片付けも同時進行です。時々お友達を呼んで手伝ってもらったり外でご飯を炊いたりして楽しみながら少しづつ進めていきました。 地域の皆さんとのつながりも同時に深めていきたいと思っていたので、近所の方とお話するチャンスはいつもうかがっていましたね。まずは顔を合わせてご挨拶しようって。

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田舎暮らしの登竜門!涙でにじんだ地域面談の結果はいかに!?【いいかげん移住体験記#4】

私たちが移住を希望したのは豊田市大野瀬町、10世帯20名の集落でした。面談の現場には、自治区長さんはじめ町内会長さん、大家さん、地域住民の方々など総勢約15名ほどの皆さんが揃っておみえでした。稲武支所の担当者さんがこれまでの経緯をザッと説明してくださった後、みなさんに私たち家族の自己紹介を聞いていただきました。

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ここに決めた!運命の物件に出会うまでの空き家巡り【いいかげん移住体験記#3】

2019年7月、前回でお話しした「風の家」での体験を境に、私は家族の日常について深く考えるようになりました。もっと日常を共有できる暮らし方ってないだろうか…。そう考えた時、私は豊森なりわい塾のワークで訪れた豊田市連谷町の風景をふと思い出していました。山に囲まれた川沿いのそこは、段々と田畑が広がり、せせらぎと深緑の揺れが心地よく、鳥の声が響き、白い蝶が楽しげに飛び交う場所。

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モヤモヤ母を田舎に導いたご縁って?【いいかげん移住体験記#2】

名古屋から豊田に居住を移したのは今から11年前の2009年。夫の転職がきっかけでした。当時私は似顔絵屋として活動をしていました。週末を中心にマルシェなどのイベントを探して出店したり、ご依頼をいただいた場所へ出張したり、平日はショッピングモールで場所を借りて営業しました。その生活はとても楽しく充実していました。描かせてもらっている方の人生話をうかがう事も多く、絵と重ねながらの作画は深みがでて好きでした。

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都会志向のじゃじゃ馬娘が、豊田にたどり着いた【いいかげん移住体験記#1】

運命の空き家を初めて訪れたのは2019年7月。この日は豊田市空き家情報バンクに登録された物件を見に行くことになっていました。当初、見学は私1人の予定でしたが、雨で仕事が休みになった夫も一緒に稲武支所へ向かいました。