モヤモヤ大学生の旭暮らし回想録

コラム

3週間のお試し移住で得たのはポジティブなモヤモヤ!【モヤモヤ大学生の旭暮らし回想録#6】

下宿先に帰ってからは、いつもの大学生活が始まった。毎日朝から晩まで授業があり、放課後はサークル、アルバイト。バタバタと時間が過ぎていく。 旭地区のお試し移住をやめるきっかけになった「スマホ以外の趣味を作りたい」という気持ちもいつの間にか頭の中から消えていった。でも時々、1人になった時に、旭地区での3週間を思い出すと、優しくてあたたかい夢を見ていたような感覚になった。

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何もしなくていいの?小学生の農山村体験をお手伝いして学んだこと【モヤモヤ大学生の旭暮らし...

わたしがお試し移住をしていたのは、ちょうど小学校の夏休み期間だった。 豊田市で毎年開催されているセカンドスクール事業のスタッフをやってみないかと声がかかり、チャレンジしてみることにした。セカンドスクールとは、豊田市内の小学生を対象に、農山村部において1泊~2泊の農山村体験、農家ホームステイを実施している市の事業だ。

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卵の美味しさの理由を探したら、農園主の優しさに出会った【モヤモヤ大学生の旭暮らし回想録#4】

高野先生が「味付けしなくてもおいしいよ」と言うので、白いご飯の上にポトンと落とし、そのまま食べてみた。すると、食に無頓着な私でもわかるくらい甘くておいしい。それにいつも食べているたまごとは違い、黄身がオレンジっぽくない。調理に手間をかけなくても、スッと心が満たされていくような味に感動した。

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今を全力で楽しむお寺暮らしのふたりの虜になっチャイナ【モヤモヤ大学生の旭暮らし回想録#3】

福蔵寺で暮らし始めて4日目。私は、仏様がいる大広間の隣の、6畳の部屋で寝泊まりしていた。家族に「夜とか怖くないの?」と聞かれたけど、不思議と大丈夫だった。むしろ、大きな力の傘下にいるような気がした。“守られている”安心感があった。お寺に住む、旭地区の移住者さんたちは、みんな思い思いのリズムで過ごしている。

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いよいよお試し移住。サバイバルグッズは必須です!?【モヤモヤ大学生の旭暮らし回想録#2】

ジリジリと太陽が照りつける、大学二年生の夏休みがやってきた。同じ部屋に住むルームメイトたちは、学期末のテストが終わるとすぐに帰省していったけれど、私は5人部屋に一人で住み続けていた。一人で過ごす寂しさを感じながらも下宿先に残ったのは、もし田舎にある実家に帰省したとしても、やることがなくさらに気が滅入ってしまうのが想像できたから。

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目からウロコの田舎があった!【モヤモヤ大学生の旭暮らし回想録#1】

幼いころから田舎を好きになれなかった。それ以上に、住み慣れた地域を誇れず、うまくいかないことを生まれた環境のせいにしてしまう自分のちっぽけさも好きになれず苦しかった。けれど大学2年生の時、豊田市の田舎、旭地区に3週間滞在したことが私にとっての転機になった。