• HOME
  • 記事
  • コラム
  • ポンコツ夫の無計画脱サラ移住日記|第1話 妻のカミナリで脱サラ→空き家探し

ポンコツ夫の無計画脱サラ移住日記|第1話 妻のカミナリで脱サラ→空き家探し

コラム

はじめまして、こんにちは!
2022年4月から、豊田市下山地区に移住した、いとうゆうきです。

 

大学を卒業後9年間勤めた会社に思い切って退職届を提出し、
次の仕事のアテもないまま移住生活、が始まりました。

 

上司や同僚、友人に「仕事を辞めて移住する」と伝えると、
返ってくる言葉は

「次の仕事はどうするの?」

「どうやって家族を養っていくの?」

でした。

 

僕、「えっと…移住してから考えます。」

と答え、周りを大いに不安にさせ、移住したわけです。

 

今回このような機会をいただいたので、心配してくれている元同僚、友人を含め、はじめましての方々に向けて、
今の僕達の新生活を赤裸々につづろうと思います。

 

楽しんでいただければ幸いです。

自己紹介

平成元年生まれの33歳。実家は、豊田市駅から歩いて10分程。街で育ちました。
学生時代は4年間沖縄で一人暮らしをして、就職のため、豊田に帰郷しました。

平日は仕事、週末は駅前の飲み屋街で飲み歩き、飲み歩き、飲み歩くだけが楽しみの人間。貯金もせず、その時楽しいことだけをする、そんな日々でした。

2020年にシングルマザーだった妻と結婚し、現在小学3年生の息子がいます。

仕事の関係で浜松に4年間住んだあと、家族で下山地区の空き家に移住し、現在に至ります。

 

 

半農半Xに興味があった。

受験勉強のときに微生物について興味が湧き、農業に関心を持ちました。大学は農学部に進学。

卒業後は、農業に関連する仕事がしたいと思い、施設園芸の空調設備メーカーの営業職に就職しました。

田舎暮らしを意識したのは、社会人3年目のときに出会った、塩見直紀さんの「半農半X」という本がきっかけでした。

半農半Xとは、1995年に著者の塩見直紀さんによって提唱された新しいライフスタイルで、自分たちが食べる分の食料をまかなえるくらいの小さな農を営みながら、余った時間で自分がやりたいこと(X)を追求する生き方のことです。

収入が減少しても、自分らしく豊かに暮らしていきたいという考え方にとても共感しました。 

この本を読み、それまでは平日フルタイムで仕事をして、収入を稼ぎ、その収入の中で生活をするのが、当たり前だと思っていた価値観が大きく変化しました。

 

田舎に住み、小さな農と好きなことを生業にして、過ごすライフスタイルを夢見るようになりました。

 

 

 

家族との出会いで、田舎暮らしに現実味

妻と出会ったのは、まさかのマッチングアプリ。

行きつけの飲み屋で伝授してもらい、遊び半分でその場で登録しました。

初対面は、栄の居酒屋。
食の安全や田舎で暮らしたいという価値観が、お互いに共通していて話が弾み、
そのまま4軒ハシゴ。

 

二人とも飲ん兵衛だったんですよね。
なんだかんだで、その2年後に結婚することになります。

 

それまでは、平日に仕事し、休日に好きなことをするだけの独身満喫人生だった僕。

突然家族ができたのをきっかけに、人生をどう生きていきたいかを真剣に考えるようになりました。

 

このとき、田舎暮らしが夢から目標に変わったんです。

 

 

キャンプにハマる

 

人生のキャンプ経験は、小学生のときのボーイスカウトで数回程度。

楽しかった記憶はあるけど、ハマりはしなかった。

 

ある日、妻の提案で、キャンプに行くことに。

妻のお父さんの趣味がアウトドアということもあり、テントや道具を借りて、子供も含めた3人でキャンプデートへ。

初キャンプは、道具や経験不足でドタバタキャンプだったけど、その日からキャンプの虜になりました。
なるべく少ない道具で、快適なキャンプをできるように工夫するのを楽しみました。

愛知、岐阜、三重、静岡、長野、広島、いろいろな場所に旅行感覚でキャンプに出かけました。
大自然に囲まれて、食べるご飯はとてもおいしかった。そして、なんと言っても夜の焚き火を囲みながら飲む酒は最高です。
この経験もますます田舎暮らしへの憧れを強くしていきました。

 

映画「サバイバルファミリー」を見て、田舎暮らしをさらに強く意識

 

映画「サバイバルファミリー」(矢口史靖監督 2017年公開)は動画配信サービス で観ることができるので、まだ観ていない方には是非観ていただきたいです。

ざっくりした内容は、

『ある日、突然電気が消失するという異常事態が世間で発生。交通機関はストップし、ガス、水道も使えなくなってしまいます。世間が大混乱に陥る中、東京に暮らす平凡な一家4人は、生き残るために東京を脱出しようと決意します。 
その過程で、主人公一家は山で暮らしているおじいさんと出会います。

そこでは、井戸水を使い、薪で火を炊き、田んぼで採れたお米や野菜、自分で狩った猪の肉で、不自由なく暮らしており、主人公一家をもてなしました』

もし日本がそういう状況になったときに、一番危険な場所は都市部であるということを強く認識しました。自分たちはもてなす側でいたいという気持ちが強くなったんです。

 

移住前に準備したこと

 

移住前に準備したことは、大きく分けて3つあります。

1つ目は、身の回りのお金関係を整理しました。

移住して、収入が不安定になる前に支出をできるだけ減らしておきたかったためです。

・奨学金を繰り上げ返済
・携帯電話契約を見直す(格安携帯電話会社 に変更)
・消耗品を見直す(コンタクトレンズからメガネに変更など)
・保険を見直し、必要最小限に(終身保険から掛け捨てに変更)
・車はローンを組まず、中古車をキャッシュで購入

これらを整理し、月々の支出を明確にして1年分の生活費を貯蓄しました。

 

2つ目に、自分でできることを増やすため、DIY技術を磨きました。

浜松のアパート暮らしでは、ほとんどの家具は自分で作りました。

机、椅子、棚、ベッド、リビングの一角に子供部屋など。

水栓機器も自分で交換してみたり、移住先ではなるべく自分たちで改装したりしてお金をかけずに済むようにYouTubeを見ながら挑戦しました。

 

3つ目に、自然農を学びました。

里山に住むからには、自分で食べるものはできるだけ自分で作りたいという思いがありました。

なるべくそこにある土だけで、外部のものに頼らない方法で作物を作れるようになりたかったので、自然農を選びました。

 

なかなか仕事を辞められない…

 

田舎で暮らすという話で盛り上がり、付き合い出したのに、なかなか会社に辞めると言い出せず、新しい仕事を引き受け、ダラダラと会社員生活を続けてしまう僕に対し、

「このままでいいの?言ってたこととやってること違うんじゃない。」

と、しびれを切らして妻が言いました。

 

仕事で夜遅くなったり、出張で1週間あけたりすることも度々で、家族との時間はおろそかになる日々。

再度、自分はどう生きていきたいかを夫婦で確認しあいました。

「よし、半年後に移住できるように準備しよう!」という結論に至りました。

妻から出た課題は、

移住しても自分で稼げるようなスキルを身につけること。

 

 半年が経過しました。

スキルは…

何も身についていない。 

結局僕は、会社の仕事をこなすことでいっぱいいっぱいだったのです。

そんな僕へのポンコツぶりに、さすがに妻から雷が落ちました。

「もう明日、退職届出してこい!!!」

妻は、僕にはマルチタスクは無理だと諦めました。
次の日、移住先も何も決まらぬまま、退職届を提出しました。

退職予定日は、子供の転校のタイミングを考慮して、年度末に設定しました。

移住先を死にものぐるいで探す日々が始まりました。

 

空き家を探す日々

 

付き合い始め当初から空き家バンクはチェックしていましたが、なかなかピンとくる物件に出会えず、3年以上が経過していました。

「あと半年で移住先を見つけないといけない!!」

とにかくネットで情報を集めてみる。

 

僕たちの条件は、

・市街地から1時間以内で行ける距離
・平屋でシンプルな構造
・日当たりが良い
・災害警戒区域ではないこと
・小学校の児童数が少なすぎないこと

 

愛知県内で探してみる…希望に近い物件がない

愛知、岐阜、三重で探してみる…やはりない。

コロナの影響で、郊外に移住希望者が増えたこともあり、人気の物件はすぐに売却されてしまうらしい。

豊田の中山間地をアテもなく散策してみる…途方に暮れる。

タイムリミットが近づいて、大いに焦っていました。

 

やっと見つけた希望に近い物件

 

ある日、豊田市の空き家バンクを見ていたらポンと出ていた下山地区の物件。
初めて、条件に当てはまる物件が現れました。

すぐに内覧希望の連絡をして、内覧会に参加しました。

 

物件に関しては、修繕箇所が多く、大変そうな予感しかしない…

だけど、日当たりの良さ、風通し、そして何より窓から見える景色がとてもきれいでした。

少し不安なこともありましたが、タイミング的にも良かったので、その場で入居希望を出しました。

 

他の内覧会参加者が、5組いたため、その後の地域面談で入居者が決まる予定でした。

地域面談当日、入居希望を出したのは僕たちだけだったようで、面談の結果、入居できることになりました。

下山の物件に出会ってからは、トントン拍子に決まりました。 
タイムリミットになんとか間に合ったことは、今思うと奇跡のようです。

 

 

現在、移住して3ヶ月、僕たちは改装前のボロボロの空き家に暮らしています。

ささいなトラブルがありましたが、なんとか普通に生活が送れるようになりました。
次回のコラムでは、現時点の僕たちの家族の生活のようすを発信したいと思います。

続きはこちら↓

いとうゆうき

1,480 views

1989年生まれ、豊田市出身。農学部を卒業後、施設園芸機器メーカーに就職。近代的な効率を求める農業よりも自然に寄り添った農業で生きていきたいと思い、「自然農...

プロフィール

ピックアップ記事

関連記事一覧

  1. えいじ

    色々凄いです!憧れます
    是非是非続きをまってます。

  2. 栄二

    下山は憧れます。
    是非、続きまってます!

    • きうらゆかきうらゆか

      【編集部より】コメントの表示が承認制になっており、ご心配をおかけいたしました。お詫び申し上げます。

  3. いとうゆうき

    コメントありがとうございます!
    楽しんでいただけるように頑張ります!

CAPTCHA