いくちゃんの子育て短歌〜春夏秋冬〜|第7回秋・森の宝さがし

コラム

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子どもたちと、近くをただぶらぶらとお散歩するのが、私のいちばんの楽しみかもしれません。

森に入ると、子どもたちは水を得た魚のようにいきいきして、「お母ちゃん見て見て!」といろんなものを見つけてきます。

不思議な色の葉っぱや、かわいい実のついたツルや、いろんな松ぼっくり…自然の作る色やかたちに見惚れます。

 

雨のあとの散歩は、季節ごとにいろんな花や実が落ちています。

山桜の花びらやネムノキのピンクのふわふわで一面覆われるのは、とても美しいです。

散歩道がスイカズラの甘い匂いや、サロンパスのようなスーッとする匂いに包まれている季節もあります。

食べられるものを探すのも楽しいです。特に楽しみにしているのは木いちごで、初夏の時期だけの楽しみです。タケノコの小さな頭が顔を出しているのを見つけて、家にスコップを取りに走って帰ってタケノコ掘りが始まったこともありました。キノコを見つけて、食べられるかなあ、と立ち止まってじーっとしばらく観察していたことも。キノコは難しいです。食べるのはやめておきました…。

道のゆく先に、りっぱな角の大きなシカが真ん中に立って、じっとこちらを見ていたことがありました。

森のエビフライはリスの食べたあとだと知って、子どもたちはいつもリスを探しています。

何かの動物のフンを見つけて、何の動物だろう?と調べてみたこともありました。

ハチやマムシ、ケムシなど危険な生き物もいるので、子どもたちにそういった危険なことも知らせて一緒に気をつけるようにしています。

 

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戸田育代

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豊田市の山村地域に夫婦で移住して11年。4人の子育て中。子どもたちと、野山や田んぼの広がるご近所を散歩することが好き。子どもの頃に海外に住んだことがきっかけ...

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